ジェームスの憂い

 

 

早速ではありますが、みなさんLGBTQが何の略称なのかご存知でしょうか?

 

L ...... Lesbian 女性同性愛者

G ...... Gay 男性同性愛者

B ...... Bisexual 両性愛者

T ...... Transgender 出生時の性と認識している性が一致していない人々

Q ...... Questioning 自分の性的思考や性別に確信が持てない人々

 

常識ですかね。

 

性的マイノリティとも呼ばれますね。

 

この手の関心事は日本国内だけでなく世界のいたるところで議論の的になっています。

 

正直、日本で20年間生活していた中でLGBTQに対して考えたことなんて数えるほどしかなかったわけです。しかし、ここカナダではそれを意識する場面によく出会います。

 

まずびっくりしたのが「彼女か彼氏はいるの?」って聞かれたとき。真面目な質問ですよ。冗談とかじゃなくて。

 

だって日本人の感覚からするとなんでそんな聞き方するんだって話ですよね。男になら彼女。女の子なら彼氏っていう固定観念がありますから。

 

これを聞いたときになんか不思議な感覚でしたね。改めて自分が違う文化体系の中で生きているんだなと感じました。

 

自分がLGBTQに該当するって言ってる人に会うことも結構普通ですしね。

 

そしてこの前同じ職場にいるジェームスにこんなことを聞かれました。

 

「日本人はLGBTQに対してどんなイメージを持っている人が多いんだい?」

 

自分も考えました。考えた結果僕はこう答えました。

 

「その手の話題はあまり一般的じゃないかな。カナダに住んでいる人の方が寛容な気がするよ」

 

って答えました。正直な気持ちです。

 

みなさんはどう感じます?

 

というのもこのジェームス。春から日本のゲーム会社で働くことが決まったらしい。結構有名な会社で正直驚かされました。

 

日本に行ったことはなく結構不安なことがあるらしいです。

 

このことを考えていたらなんだか少し寂しい気持ちになりました。

 

もちろん日本は良い国だと思うけど、まだまだ発展途上な部分は多いよなと。もっと違いを受け入れられる国だったらいいのになって思うわけです。

 

三年前の厚生労働省の統計です。

https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2017pdf/20171109003.pdf

 

ちょっと古い記事ですがマイノリティといえど全体の10%を占めているわけですからね。

 

固定観念に縛られることなく自分との違いってものに寛容な人間になりたいなと思うわけです。

 

そんなことを感じることができたのも1つ学びかなと思いました。

 

どんな人でも住みやすい世界になれたら良いですよね。机上の空論と言わず、目指すべき指標なんだろうなあと思います。

 

世界の風潮に乗って日本も成長していかないといかんよね。

 

そんなことを思う次第です。

 

それではまた。