夢とか目標とかエトセトラ

わたくし、夢がありません。何かやりたいことが無いんです。

これは思っているよりも致命的で、コンパスなしに航海しているようなものです。

ただ、それはいまに始まったことではありません。人生を懸けてやりたい仕事を発見できた試しがないのです。

やりたいことがある人は素直にすごいと思うし、その夢をぜひ叶えてほしいとも思う。

自分は塾の講師として働いています。すごく楽しい。でもプロにはなれないなと思う。

こういう人対人の仕事は共感が肝です。共体験がないと話も進まないし、突き詰めれば作り話でもいいけど、それでは厚みがでない。説得力がないんですよね。

もしぼくがプロになったらそうなると思う。

ある意味で教える側であるのに劣等感も覚えます。夢に向かって努力してる人はみな等しく美しいし、そこで自分と比べるとなんとも情けない人生。

やり直したいとすら思う。

ただね、それが全てじゃないとも思うんです。特に夢や目標がない人、わたしはそれでいいと思う。

たかが20年しか生きていないのにそれを見つけられた人はラッキーだし、見つけられなくとも自分に嘘をついているよりはましです。

これから進路を決める理由はいくつだって見つかります。

漠然としてていいんです。いつか気がついたときには到着すると思う。明確な場所に。

ね、説得力がないでしょ?

なぜってわたしがそこにたどり着いていないから。

残念だけど事実です。だからいつかそうなる場所にたどり着きたい。時間がかかってもいい。

いま焦ってる人に大丈夫だって言える人間になりたい。そのためにわたしは今、闘っています。

だから皆さんも一緒に。

自分を慰めているだけですが、そんなことを思いました。