血の通った関係と没頭 ー若林正恭ー
貴志裕介の『青の炎』を読んで以来、読書が自分の生活の一部に組み込まれるようになりました。
その習慣は今でも続いています。
最近も自分の時間が多くそれなりに読破しました。その中でも特によかったのが若林正恭著『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
大まかにいえば私的旅をエッセイとして書籍化したもの。引き込まれます。
ぼく自身がキューバに行ったことがあり、情景を想像しやすいということではなく、もっと深い。
感じたことのある劣等感を隠すことなくさらけ出しているからそこに共感できる。
嘘がないからイタくもならない。
本を読んでいる間は自分自身と素直に向き合えた気がしました。
若林さんが本の中で言っていましたが、人生において大切なことは「血の通った関係性と、没頭」
多くの媒体で使い古された「希薄になった人間関係」というワード
それは果たして真でしょうか。
もちろん会えない人はいます。それでも、コロナになったからこそ見つけられたものもある。
変化した社会だからこそ会いたい人。その人たちはかけがえのない存在です。
変化した社会だからこそやりたいこと。それに没頭する。
人生のバイブルが見つかりました。
若林さんが苦しんだ分、僕は生かされています。
ありがとうございます。