台風19号

今回ばかりはカナダについてではなく日本について書きましょう。

 

話を聞くにつれどれだけ悲惨な状況であるのかが分かりました。今回の台風19号がもたらした被害は恐らく自分が生きている中で最も悲惨ではないだろうか。

 

そんな時に自分が日本にいなかったという状況は幸運としか言いようがない。

 

ただ正直なところ想像がしにくいわけです。どれだけの人が困っていてどれだけの被害が実生活に影響を及ぼしているのか。

 

もちろん画像や動画を見ました。

 

川は氾濫し山は崩れ、交通機関はおろか食料すら手に入らない地域もある。いつ復旧するのかもわからない不安な日々。

 

それでも自分からすると遠い故郷で起こっている自分とは関係のない伝説のようなものとしてしか実感できていないんです。

 

言葉が悪くて申し訳ありません。

 

しかし事実として。

 

体験して恐怖を感じないとそこでの体験は経験として蓄積していかないんだということもまた確かであるのかなと思います。

 

ただそんな傍から見ていただけの自分でもわかったことがあります。

 

それは今回の台風に対して多くの人がいろいろな対策を講じていたなと。

 

食料を日頃から備蓄したり、安全が確保できる段階で安全な場所に避難したり、有益な情報を共有しようとしていたり。 

 

全員が協力して少しでも被害を小さくしようとしていた。その様は同じ日本人として誇らしかった。

 

もしかすると今回の台風でさえ大したことなかったと思った人もいることでしょう。でもそれは自分たちの備えができていたからに他ならない。

 

日常から最悪の状況を想定して備えていたからこそ、そう思えたのでしょう。

 

もしこれが十年前だったら。もっと言うと東日本大震災を経験する前の我々であったなら、もっと深刻だったかもしれない。

 

大切なことはどれだけ準備をできたのか。どれだけ準備の穴を小さくできるかってこと。

 

その成果が今回の天災にでたのかなと思います。

 

それでも今回の台風で50人以上の人が亡くなりました。

 

そして現在も日常の生活をできない人も多くいることでしょう。

 

心よりご冥福をお祈りすると共に少しでも早く全ての人に平穏と日常が戻ってくることを願うばかりです。

 

それではまた