コロナが奪ったもの

 

 

何がぼくらの生活において重要なのかは人によって異なると思います。食事だったり、スポーツだったり、ゲームだったり。一人一人異なる感情を抱くとはいえ、今回の自粛期間で多くの人が感じたことがあるのではないでしょうか。もれなく自分も感じています。「いかに人とのつながりが重要か」ということです。

 

インターネットが発達し、SNSを開けば自分の友達が何をしているのかわかるような時代になりました。これを批判的にみる動きは長らくあります。人と人との関係が希薄になったとか、ネットの中に依存しているだとか。それは果たして正しいのでしょうか。そういった批判をしている人を含め、この状況はネットに依存せざるを得ないのです。

 

人との関係性が絶たれた今、改めて友達の大切さに気が付いた人がいるでしょう。そして直接会うことができなくとも連絡を取り合うことを可能にしているSNSに感謝している人がいるでしょう。今回の一連の流れは間違いなく試練です。困難です。すぐ終わるものではありません。それだからこそ、今感じていることはこれからも忘れてはならないのです。

 

今は全員が同じ場所に集まって同じ感動を共有することはできません。ライブもコンサートも映画も。ことごとく娯楽というものが私たちの生活から奪われていました。それでもなお自分のことを気にかけてくれる人や、自分にとっての大切な人は変わらずそこにいるのです。このむつかしい状況を全員で乗り切ってまたいつものにぎやかな日常を取り戻しましょう。そのために日々の生活をもう一度考えてみて欲しいです。その大切な人すらも奪わてしまわないように。

 

それではまた。