希望の光。オリンピック。そして僕らは涙するだろう。
東京オリンピックの延期が決まりました。悲しい感情と同時にある種の安堵感に包まれました。一年後に開催されることを期待したい。
この大変な時だからこそ冷静になって考えてみたいと思います。
思い返せば2013年、東京で2度目のオリンピックを開催するために多くの方が尽力されました。滝川クリステル氏の「お・も・て・な・し・」を覚えている方も多くいると思います。そして9月7日あの名シーンが生まれたのです。
東京で世界最高峰のアスリートがしのぎを削る姿を想像し、多くの人が胸を高鳴らせたのではないでしょうか。人生に一度あるかわからない自国開催のオリンピック。それを見れるというだけで多大な価値があるように思えました。しかしその期待が完璧に満たされる結果にはなりませんでした。時間を追うごとにたくさんの課題が浮き彫りになりました。
経済的な問題はもちろんのこと、海外のテロ組織から狙われる可能性も出てきました。そして新型の感染症により終止符が打たれました
誰がこんな事態を予測できたでしょうか。人類が対策不可能なウイルスと戦うことになるなんて。だけど今は下を向いているだけじゃダメなんだろうと。今自分たちがやらなきゃならないことはこの疫病に打ち勝つこと。その中で是非この動画を見て頂きたいです。
カナダのトロントで働く救急医療のお医者さんからのお願い。英語を勉強してる人は是非、こういう時こそ英語力を活かして、日本の外で起こってる事を知ってほしい https://t.co/bwGVMIfvcs
— Yukaree Chitchat (@YukareeChitchat) 2020年3月24日
カナダでコロナに対応されているお医者さんです。要約するとコロナは思っている以上に怖い病気だということ。そして感染から2週間ぐらいしないと感染にすら気が付けないということ。そしてその間も病原体を拡散しているということ。そして僕たちができることはできる限り家に留まり、感染を予防するということ。
今のカナダはほとんどのレストランやカフェ、バーが営業停止になり街自体が止まってしまってる状態です。多くの人が家で時間を過ごしています。ただこれが必要なことなんだろうなと思います。日に日に感染者や死者が増えていっていますがこれを収束させるには一人一人の我慢と努力が不可欠です。
今感じることは、コロナは全く消息に向かっていないということ。これからもっともっと悪い状況になるんだろうなあと思います。そしてその時、どう自分たちが対応するのか。今のままの生活を継続しようとするのか、それとも適切な恐怖を持って自己防衛に徹するのか。感染することは自分だけの不利益ではなく、社会全体に影響します。そのことを頭に入れてこれから生活していきたいと思う。
そして人類が未曾有のウイルスに打ち勝ったという象徴として「真の平和の祭典」が日本で開催されるでしょう。笑顔で海外の方々を招き行われるオリンピックの感動は想像を超え、歴史に刻まれるでしょう。「貧乏くじ」と言われたオリンピックが人類の希望となるかどうかはこれからの自分たちにかかっています。どうかこれ以上感染を拡大させないためにできることをやりましょう。
感動の涙を流せる日を夢見て。それではまた。